先代の時代より、「地元の生産者から買わさせていただく」ということを重視してきました。顔の見える生産者から肉を買わせていただき、それを地元で販売する。当時は、まだ「地産地消」という言葉も登場していなかった時代です。
今は、インターネットやメールが発達し、実際に会わなくても商売ができる時代になりましたが、「花城ミートサプライ」では、畜産農家と、食肉卸業者でしっかり対話し、肉のことを熟知した上で消費者へとお届けするというスタンスを、今後も崩さずにいきたいと思っています。
「最近、牛肉を買い求めるお客さんが増えてきた。」「今年の夏は暑いらしいから、豚肉がたくさん売れそうだ。」「この前買わせてもらったお肉、お客さんの評判がすごくよかったよ。」など、些細なことでも畜産農家と連絡を取り合い、現場での様子、市場動向などを話し合ったりするようにしています。
牛も豚も、基本は1頭買いを実施。自社工場で処理したものをお客さまへ直接お届けすることにこだわっています。
牛肉は、肉の状態に個体差があるため、市場へ足を運び、自らの目で確かめます。お客様により良い肉をご提供できるよう、じっくりと吟味したうえで仕入れを行っています。
豚肉についても、畜産農家との連携を密にし、よりよい肉を作る協力体制をとっています。
出荷後から食べていただくまで、どうすれば鮮度を保つことができるか。それには、現状の作業過程を常に見直すことも大事ですが、販売現場での商品管理を含めた取り組みが必要となります。
畜産現場、販売現場など関わりのある人たちとの信頼関係を構築し、一丸となってより良い品質のものを世の中に提供していくため努力を重ねています。
私たちは、畜産農家と、お客さまへの橋渡しをする役割を担っています。
どうすればいいお肉を畜産農家が作ることができるか。どうすればいい状態のお肉をお届けできるか。
それぞれとのコミニュケーションをいつまでも忘れず、「質(鮮度・味)の追求」を忘れずにいたいと思っています。